春先は気温は低いものの天候には恵まれて、イチゴはいい感じだったが、レンガの裏の幼ナメクジを割り箸で捕え、ナメクジ除けの薬(リン酸鉄の安全そうなやつ)散布、アリ除けに「砂糖+重曹」の塊を雨のかからないところに置いたら、代わりに他の甲虫がかなり食ってきた。
バラは冬に思い切って剪定したのが功を奏したか、綺麗に咲いてくれた。

アネモネもアジサイも気温があまり上がらなかったことで、長く花を楽しめたように思う。
一方トウモロコシは全然ダメで、あまり成長しないし、人工授粉しても実が入らず、小さなものもかなり蟻に食われてしまった。

これでまともな方。この後はほぼ食えるものができなかった。発芽させて20本以上植えたのにである。
ネクタリンはいい感じでできたと思ったら、鳥にことごとくやられてしまった。たぶんカラスだと思うが、網を張っても間から入り込むようで8割方荒らされたと思う。無事収穫できた実は非常に美味しかっただけに、とても残念だ。
その根本に奇妙な花が咲いた。前の家に卒業生からいただいたクンシランの鉢植えがあったのだが、枯らしてしまったものの義父の畑で残っていたものを植えたら雑草化し、しかも夏の高温で花芽分化しないらしい。分けつが盛んでどんどん増える割に、花が咲かないのでもっぱら抜いて捨てていたのだが...

それが咲いたということはいかに高温にならなかったかということだ。
昨年頑張って作ったブドウ棚で巨峰は順調だ。順調すぎてブドウ棚から出てしまうので、伸びすぎた分は蔓を切って止めている。農薬は有機JAS認定のサンボルドー(水酸化銅(II)懸濁液)のみ。葉を見ると褐斑病のような感じもするが、あまり樹勢には影響なさそうだ。
それより、木屑みたいなものが出てくると思ったら、シンクイムシに食われているらしい。実より先の場合は蔓ごと刈ってしまい、実がついている場合は穴から針金でつっついている。刈った枝を裂くとこういうのが出てくる。

すでに2房収穫して食べてみた。黒くなっていない実は渋さが残るが、熟した実は糖度もあり売り物ほど大きい実ではないものの結構美味しい。

9月初め頃が旬だと思うのだが、鳥に荒らされないかが心配だ。