2023年06月25日

鉄道模型レイアウトの製作(その184)-岩手開発鉄道キハ202風(ノス鉄第2弾 富井電鉄キハ200)動力化

 大昔に岩手開発鉄道に乗ったことがあるのだが、乗ったのが旧国鉄キハ04型のタイプだったか、今回取り上げる無駄を完全に削ぎ落として清々しささえ感じるミニ食パン気動車キハ202だったかが思い出せない。まあどちらにしろこういう珍車みたいなのは大好きなので、中古屋さんで見つけて買ってしまった。当然単行なのでついでに動力も、となるのだがTomixでは2軸動力を指定している。本来のキハ202はボギー車だし、自宅レイアウトは2軸車の走行にはちょっと不安があるのでボギー車にしたい。するとあるんだな、同じ店で中古の鉄コレ動力TMーTR01。路面電車用で台車間距離が可変のやつ。サイズ的に合いそうなのでこれも買ってしまった。
しばらく放置で忘れかけたころに工作。まず台車間距離を最短にセット。押し込んだらピン様のものが抜けてしまった。このピンで固定しているんだな。
しかしこれでもわずかに長さが不足して入らない。4軸ではなく1台車2軸駆動。非動力台車側のネジ付近が出っ張っているので削り、それだけでは水平に入らなかったので動力台車側の台枠端も削り車体に入るようにした。
台車枠(飾り)は動力に付属のKL11を選択。車端のスペーサーを取り付けると少しはみ出てしまうので、中央を残してカット。中央は渡り板だと思うことにする。いずれダミーでカプラーを接着しようと思うが、本日のところはこんな感じ。
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岩手開発キハ202より窓が1枚少ないが、言われなければ気づかないレベル。よくできていると思う。片方だけでも前照灯が付けられないかな。
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2021年02月22日

鉄道模型レイアウトの製作(その182)-正体不明の激安クモハ73

 久しぶりに子どもと出かけた。申し訳ないが不要不急とは言わないでいただきたい。期末試験その他で(子どもが)かなりストレスが溜まっていたようなのだ。議員さんじゃない成長中の子どもだし、接客を伴う飲食店で密になるわけでもないので、ご容赦願いたい。
 最近、子どもの興味が飛行機と英国の鉄道に変化しつつあるので、大阪では比較的外国型の取り扱いが多い、日本橋のポポンデッタにまず行く。
 外国型Nゲージ車両の購入を考えていたようなのだが、中古なのに国内型の新車より高いという価格に怖気付いたようで、結局購入せず。その代わり、いつもの激安車両購入だ。今回はモーター車なのに何と700円という価格がついたクモハ73と、ペアのクハ79らしき車両。それと阪急6300形の中間車。
 クモハ73は試走させてもらったのだが、まともに走るのは一方向だけという、激安価格の理由が明確な1両だ。きっとGMのキットに旧式動力だろうと思ってたら、裏を見るとKATOのロゴ。ベンチレータ6基の台座のうち、4基だけグローブ型ベンチレータが付いており、2基は接着剤の跡もなく、脱落ではなく未装備らしい不思議な車体だ。相棒のクハ79も同様なので、この車両だけが変なのではない。

 自宅に帰って調べて見ると、動力はモハ103用らしい。じゃ、GMのキットにKATO動力を合わせたのかと考えるが、車体のツメの位置が動力のツメの位置と合っている(但し1ヶ所が破損しており、下を支えてやらないとキットのように動力部が抜け落ちてしまう)のだ。これは一体の製品のような気がする。※よく見て見ると、ツメの位置があっておらず、やはりGMキット+KATO動力のようだ。
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 中を開けて見ると、車体の台車の直上に集電を兼ねた台車押さえの金属板があり、ウエイト〜プラ車体台枠〜金属板とネジが貫通して固定されるようになっている。分解は比較的容易。ウエイトが駆動部全体を覆って導通も担っているので、反対側の導通はプラ車体台枠に取り付けられた真鍮線で担っている。
 ギアに異物が噛み付いているか、台車の汚れによる汚れではないかと考え、台車をバラしたのだが、通電部の汚れはほぼ無くむしろ綺麗すぎるくらいであった。前の所有者がメンテしていたのかもしれない。台車のギアがやや重かったので、グリスを塗布する。集電部には接点グリスを少量塗布しておいた。しかし、一方向にしかまともに走らない原因ではない。
 モーター軸側もグリスアップをしておくかとウォームギヤの軸受を抜いた時に気づいた。あ、これだ!
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 軸受内の金属部が歪んでいる。そりゃまともに走らないわ。

 直せるかな?と思ったが、豆錐を挿すと自由に動かすことができた。手で駆動軸を回転させて支障なく回ることを確認。
 組み付けて試走させようとしたが、動かなかったので再度バラす。あせるといけないね。

 バラした時に、駆動軸の両車端側の軸受の向きに疑問が出てきた。車軸に接する筒状の金属部が外から見える側と見えない側がある。バラした時は見える側が車端を向いていたが、プラ側に引っかかるところがあるので、これは内側が正しいのではないか。
 前の所有者がメンテをしていたと思われるので、組み間違えたのでは?そう推測して金属部が見える方を内側にしてみた。とりあえず問題なく軸は回転するので、推測は間違ってるかもしれないが、それでも大丈夫なようだ。

 線路にみの虫クリップ付き導線を取り付け、まずモーター+ウエイトで通電する。モーターと駆動軸が回転していることを確認。
 次に、台車を噛ませず、集電と台車固定用の金属板だけを取り付けて確認。これも問題ない。
 そして、ウエイトに通電している側の金属板を緩め、台車を挟み込んで再びネジを締める。慣れてくれば比較的分解・組み立てしやすい構造だ。

 今度は無事走りました。メンテの甲斐あってある程度低速も効き、どちら向きに走らせても快調です!

 しかし、車番も何の表示もなく、白っぽいやや不自然な屋根色に、逆にグレーが濃すぎるグローブ型ベンチレーター。それもなぜか6基の台座に4基しかないという不思議な車両だ。ノーシル・ノーヘッダーなので、後期の車両か、同等に改造された車両がモデルだと思う。実際にこのような車両があったのか、謎は深まるばかりだ。
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2020年11月11日

鉄道模型レイアウトの製作(その181)-学研キハ55のメンテナンス

 9月25日に子どもと安土城に歴史散歩に行った帰り道。ちょっと時間が早めだったので、石山から京阪石山・坂本線、大津線〜京都市営地下鉄東西線経由で京阪三条へ。乗り継ぐ阪急京都河原町まで1キロほどなので、これも社会見学と先斗町を歩き、「ぽち」京都店に寄って帰った。そこで見つけたのがワゴン品(ケース無し)学研製のキハ55M車だ。
 第1希望のバス窓ではないが、1500円とかなり安かった。試走してみると、走りがスムーズとは言い難い。だから安いのだろう。メンテナンスすれば許容範囲になると見て購入。
 それを1ヶ月以上も放置していたのだが、本日やっと整備することができた。
 車体は今風のはめ込みで簡単に外せる。通電関係がちょっと特殊で、プラ台枠の上にベークライトのプリント基板が乗り、さらにその上に駆動部+ウエイトが乗るという独自の構造だ。メンテナンスは容易な方だと思う。台車の外し方も今風に、少し一方にずらして引き抜く方法だが、集電板の一部が板バネになって台車の上に伸び、プリント基板に接して通電しているという、これも独自の構造になっている。
 台車を分解して車輪や集電部をメンテナンスする。ただ、この車両はあまり汚れていなかった。中古のM車はユニクリーンオイルの差し過ぎが多いのだが、この車両はややグリス切れ気味だった。走行が滑らかでなかったのは、走行抵抗が大きかったからのようだ。
 お店の人がやるように、一応車輪をピカールで磨く。しかし、一つだけ色が違うのがあるので、かなり汚れているのだろうとしつこくこすっていたら...
 何か切れたぞ?
 .....
 あっ!これゴムタイヤやっ!
 透明なんや...

 と、ゴムタイヤを破損してしまった。これはマズイ。どうも同じ車軸の反対側もゴムタイヤのようで、そちらは心を入れ替えて丁寧に扱う。同じ車軸で両側もおかしいので、前の所有者が他の車軸と入れ替えたのだと思う。
 しかし、このままでは走行に支障が出るので、既存品で代用できないかと探すと、トミックスのφ6.2mmが使えそう。
 こうなりました。
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左側の車輪も(無色透明の)ゴムタイヤがついている。

 ギヤにグリス、接点部に接点グリスを少量塗布し組み立てる。最初は動かなかったが、高速で4〜5週させるとグリスが回ってきたのか比較的スムーズになった。低速は効かないけどね。
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2019年11月13日

鉄道模型レイアウトの製作(その177)-車両ケースミニ

 今まで100均プラ製書類ケースにポリスチレンボードで車両ケースを作ってきたのだけれど、ちょっと大きすぎるし、1つ製作するのに床に材料を広げて数時間と結構大変なので、100均一の木製ケースで3両だけのミニケースを作ってみた。格子状の仕切りを横方向だけ用い、左右端は間隔の固定用に、また車両保護用と高さを合わせるため仕切り板の上下にポリスチレンボードを張った。
 出来上がったのはこんな感じ。
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 上下が結構ぎりぎりで屋根の高い車両は入らなそう。(ポリスチレンボードを片側にすれば大丈夫)パンタ部は切り欠きを作った。
 保管用というより陳列用のような感じ。プラ板に傷が目立つのはちょっと残念かな。私鉄車両などで3両単位の編成モノにはちょうどいいかも。
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2019年05月29日

鉄道模型レイアウトの製作(その176)-故障車続々

 子どもによると、不調の車両が続出しているらしい。それの対応策。

1.Tomixモハ286M車。(中古袋詰め品)
  分解してモーターに通電すると不動。悪評高いM9モーターが昇天。上新で交換用モーターを購入。交換すれば無事走行。

2.Tomix旧製品DE10。(中古激安品)
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  以前は動いていたのに不調。前に3軸台車のギヤを飛ばしたと誤解して、交換用に購入した台車に履き替えると動きそうな気配。どうもウォームギヤと台車のギヤの噛み合わせが甘く、古い台車は車体への取り付け部が緩くなっていて噛み合わずに空転するようだ。2軸側も台車を購入・交換すると...一応走るのだが、いくらスプリングウォームの車両でも大きすぎる騒音。スプリングウォーム側も交換が必要か?現在も修理休車中。

3.KATOキハ80M車。(中古激安品)
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  子どもが言うにはモーターの集電部が破損とのこと。それなら銅板を半田付け等で復活するはず。確かに集電部は破損していたが、根元に直接通電しても回らず。モーター内部を分解してみると、モーターブラシが耗損して無い状態。しかし、このモーターの代替部品はもう販売されておらず、結局KATOの同時代の中古品から調達するしかないようだ。
  「ぽち」でキハ80系M車の中古を探すと、キハ80とキシ80を発見。キシ80は通電がかなり不良で、部品取りにしかつかえないようだが、キハ80は音が大きいものの走るのでこれを購入。帰って分解(結構苦労。床板が両端外側だけでなく、シャフト部分の上部でダイカスト内側に固定されている爪を見つけるのに時間がかかった)し、モーターに通電すると、回るものの音が大きい。しまった、駆動部ではなくモーターの異音だった。
  しかし、回転子が特定のところで「ひっかかり」がある。回転子のどこかが外側に接触しているようなので、駄目元でモーターの外側を留めている爪を緩めてやると...あ、抵抗なく回った。
  実車を走らせてみると、まだ音は大きい。台車やシャフト周辺の駆動部を開けてみると、グリス類がほぼ切れている模様、通電も含めてメンテナンスしてやると...快調に走行しました!不調車と同じキハ80なので、不調車の方はT車化することになるだろう。


4.KATOモハ103M車。(中古格安品)
  これも私が子どもに買ってやって、早々にモーターが不調。しかし、この車両はモーター内部を開けていじった形跡があり、やはりブラシ耗損で、他車のブラシを移植した可能性がある。「ぽち」で色違いKATOモハ103M車を購入。試走では問題なかったので、未実施だが、車体を交換すれば済むだろう。

5.EF200。(中古袋詰め品)
 実車は先頃引退したが、登場時は新時代を感じさせてくれた私の好きな機関車だった。これも不調、途中脱線すると子どもはいうのだが、私が走らせると快調。なぜだ?
posted by malay at 01:31| Comment(0) | 鉄道模型(車両) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする