以前から構想を練っていた距離標を設置した。但し、キロポストではなくメートルポストである。1km=1000mを1/150にすると、6.666...mとなるので、全長7m余りのレイアウトでは、0キロポストと1キロポストしか設置できない。(しかも、トンネルの中になりそう)そこで、縮尺ではなく実距離の1mおきに「メートルポスト」を設置することにした。
まずは実物の距離標の研究である。次のブログに寸法図があったので、参考にする。
http://ed-75.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_0e4c.html設置場所は下り線路の左側。少し外側に傾けて設置するようだ。1/150にすると、柱の断面は1mm角の正方形を対角線で切った直角二等辺三角形、長さは先端部2mm、表示の三角柱部8mm、計地上部10mmというところ。13mm程度にして差し込むようにすればよいだろう。
しかし、タミヤの三角プラ棒は直角を挟む辺が2mm。1mm角プラ棒を加工したほうが易しいかと思って試作してみたが、大変な手間であった。
しかし、ヨドバシで WAVEの1mm三角柱を発見!。色はグレーで値段もタミヤよりは高いが、細いプラ棒の加工の大変さを想像するともはや考える余地はない。距離標先端のカットも、試作品は南海電鉄のように「外側」をカットしたものにしていたが、押えやすいように国鉄式の「内側」カットに変えた。
数字はコンピュータ打ち出しで試行錯誤。結局、OpenOffice.orgで3ポイント。MSゴシック体で全角数字を印刷。ピッチが1mm程度なので、そのまま貼り付けられる。
最初は数字を印刷した紙を細い帯状の形で貼ってみたが、元のプラ棒が細いだけに紙(普通紙)の厚さが気になる。塗装の塗膜の厚さ分で目立たなくなるかと期待したが、水性ホビーカラーのつや消しホワイトで塗装後も腹まきをしたバカボンのパパ風だった。再び3ポイントの数字2つを上下を空けて印刷し、8mm幅の帯として切り出す。三角柱の先端部を除いた白い部分2面すべてを印刷した紙を、三角プラ棒に貼るように修正してみた。

木工用ボンドでまず1面を接着し、ほぼ固定されてからもう1面を接着する。中央には力を入れずにナイフを当てて、曲げやすく(効果は不明)してある。
貼り付けてから、先端部との段差が気になれば削って、またホワイトで塗装すると結構いい感じになってきた。ただ、試行錯誤の過程で短くなりすぎた1本は真鍮線を貼り付けて差し込む部分を作成した。
まず、0メートルポスト。「摂津峡」駅2番線(下り本線)地下通路への階段周囲の壁に設置。柱から離れているので、駅構内なのに傾けて?と思うかもしれないが、貼り付けた壁面が傾いていたのでこうなってしまった。

次に、下り本線をたどる。以前、試しに使ってうまくいかなかったアクリル毛糸で測る(結構伸びるのであまり良い選択ではなかった)。1メートルポストは、幼稚園のそば、作り直す予定の跨線橋あたり。困った。

結局、橋の手前に土台もつけて(土盛りの幅に余裕がないので)設置。
2メートルポストは、トラス橋を渡り、農林軌道を渡った手前右の場所。ここは設置しやすい。

3メートルポストは「ポンポン山スキー場前」駅の駅名標の近く。

4メートルポストは1メートルポストの近く。その跨線橋の下をくぐる直前の石積み壁に設置。

5メートルポストは「摂津峡駅」の裏。道路橋とのT字路付近。

6メートルポストは、トラス橋をくぐり、「白滝」駅を通過し、「農林軌道」線をくぐった後。左手にスイッチバック石の突っ込み線が見える。


7メートルポストは設置しなっかたが、写真中央のホームの先、ポイントの横あたりなので、設置できなくはない。

小さな標識だが、設置するとやはりちょっとはリアルになった感じがする。皆さんもいかがですか?
posted by malay at 22:41|
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鉄道模型(ストラクチャー)
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