2011年(4歳9ヶ月)にマキノ高原で子どもにスキーを履かせてみたが、筋力的にも意思の点でもちょっと無理だった。私はこのときに初めてレンタルでカービングスキーというものを履いた。但し、超緩斜面でサンキッドのみのマキノではどういう違いがあるのかは当然わからない。それより子どもの相手で大変であった。翌年もソリ遊びのみ。2013年はスキー場に行かず。2014年に初めてスキーで「自分の意志で方向を決める」ことができたようなので、先にも書いたように今年1月にマキノで「リフトの乗降ができそう」なレベルに達し、2月に今庄365でチェアリフトデビュー。中斜面程度なら転ばずに滑るようになった。
私はというと、今庄365で一応今でも滑れることを確認し、後傾からいい位置にポジションが戻りはじめた。子どもに合わせてかなり滑ったので、カービングスキーの挙動についても少しわかってきた。
今回の木島平ではカービングスキー、いや現在はそれ意外の板は見かけないので「今どきのスキー」という方が良いのかもしれないが、その板に馴れてきて、扱いもちょっとわかってきた。私は決して上手いわけではないが、今のスキーは昔と「滑り方」自体を変えないといけないように思ったので、感想を書いてみる。
今庄365で感じた「俺ってこんなにショートターンができたっけ?」というのはスキーの変化によるもの。しかし同時に、「スキーのいい位置に乗ると、極めてズレが少ないターンとなり、減速できない」のには頭を悩ませた。子どもと一緒に滑るので、スピードコントロールが必要。スキーをずらして減速するためにわざわざ、やや後ろに乗ってテールを振るような感じで滑っていた。これだったら昔の板の方がいいなあ。ターンの半径がどうしても小さくなってしまい、脚への負担が大きいのもつらい。
木島平でもいろいろ試してみたのだが、結局「強くエッジングしないで、横滑りの感覚でターン時に多少ずらしながら滑ると楽だし減速できる」と感じた。ただ、直滑降の安定性が悪く、プルーク直滑降の子どもに付いて行き難い(ちょっとしたでこぼこや、特に片斜面気味の場合等、スキーがばたついたり引っかかる感じがするので怖い)のはおもしろくない。昔のスキーは、スキーが勝手に滑って行ってくれる感じだったが、今のスキーは「やりたくないターンをさせられる」感じがする。
来シーズンはスキー一式買おうかなと思っているのだが、あんまり小回りなのは避けたい(脚が持たない)ように思う。