2010年11月24日

望遠鏡と天王星?

 先日、仕事(クラブの試合)が予定外に早く終わってしまったので、大阪市立科学館に行ってきた。目的の一つはプラネタリウム。彗星の番組が11月までなので、それを見ること。こちらはちょっと少々期待はずれではあったが、関西文化の日で展示室を無料で見られたので良しとしよう。もう一つは組み立て式の望遠鏡の購入。2800円位だったと思う。40mm口径35倍のものを買って、子供と天体観測を楽しむつもり。
 で帰って、「10分でできる」というのは誇張としても、まあまあ簡単(大人では)にでき、手持ちで夜空を見上げるも、35倍というのは手持ちは無理とすぐに悟る。で、カメラの三脚にセットしてみる。しかし、日食観測用に買ったしっかりした方のが行方不明。何とかとりつけるも、???全然ピントが合わない。結局、何も見られず。明るい部屋でよく見てみると、接眼部を出し過ぎていて、無限遠から大幅にずれていたことが判明。
 翌日、家内の実家で姪、甥と我が子と3人で昼間に遠くの景色を見てみる。これでピントの確認。
 暗くなってから、月の観測。どうしても子供は望遠鏡や三脚を触ってしまうので、指導が結構大変。で、他の星といえば、今見えているのは木星ぐらいしか...点でもいいやと思い、向けてみると割と簡単に見えました。で、あれれ、小さな点。これってガリレオ衛星...違い無い。おいおい見えるぞと子供達にも教えてみる。
 ところで、私が望遠鏡を買った大きな理由は天王星の観測と彗星の観測。彗星は見えるかどうかよりも、時間が夜中なのでそれが難しいのだが、天王星は今頃きっと木星の近くにあるはず。う〜ん、よくわからんが、でも何か木星の右の方にかなり暗いが青い光があるような...これって天王星か?
 天文年鑑をみるとどうもその辺に見える様なのだが、今ひとつ自信が無い。条件の良い時にまた観測しないと...
追記:木星の右の光はハレーションのようです。現在木星から天王星は少し離れているので、同一視野には見えないはずです。1月に再接近する模様。
posted by malay at 00:15| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

はやぶさ帰還(2)

 訂正します。はやぶさ(のカプセル)帰還は夜で、現地(但し立ち入り禁止なのでその周辺)では流れ星として観測できるらしいです。夜帰還なのは、流れ星として観測でき赤外線による探査もしやすいからということだそうです。
 で、日本でも観測できるらしい。ただ条件が悪く12等星くらいの予想(見えるのは太陽電池パネルの裏側!)なので大型望遠鏡が必要とのこと。それは無理だねえ。
 無事に帰って来るのを待ってますよ。
posted by malay at 01:17| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

はやぶさ帰還

 小惑星イトカワの砂?を持って帰るべく、「はやぶさ」が6月13日、オーストラリアの砂漠に(カプセルだけ)帰還予定。家内曰く「空を見上げていたらみえへんのかな」見えるといいねえ。人工衛星として、あるいは本体部分、あるいはカプセルを持った部分が地球の大気圏突入時に流れ星として...たぶん昼だから無理かな?
posted by malay at 23:17| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月30日

日食備忘録

 カメラ+三脚だけでは、動いて行く太陽を追って行くことが結構難しかった。しかし日食のためだけに赤道儀というのも大変だ。大体普段から使い方に馴れておかないと用を為さないだろう。今回は80〜300mmのズームレンズで狙ったが、300mmだとすぐに画角から外れてしまうので、肉眼で楽しむことを主眼にするなら、もう少し短いレンズorズームの短焦点側の方が良いのかもしれない。なお、雲台は通常の使い方をせず、90°横向きにセット。今回の日食は68°の高度、感覚的にはほとんど天頂に近いので、通常の取り付けだと角度を上げにくい。これはオーロラ撮影での経験が活かされた。
 ダンボール紙で枠を作ってアストロソーラーフィルムを貼付け、カメラ用のフィルターを作成したが、レンズの可動部分に干渉してしまうため、フードを取り付け、フードに固定する形にすればよかったと思う。またこのフィルムは引っ張ると皺が寄ってしまうので、あまり曲がったり伸び縮みしない枠に、強く引っ張らない様にして貼付けるべきかと思う。一部を使っただけ(どうしても多少傷がつくので1回の日食ごとの使い捨てになる)なので、残りは今後の金環食や皆既日食リベンジに使用する予定。
 カメラは最低2台欲しい。1台は望遠系のレンズで三脚を付けた勿論日食撮影用。もう一台は周囲の光景を撮影する広角〜標準系レンズの付いたカメラ。コンパクトカメラやデジカメでも良い。但しフラッシュをOFFにしておくこと。皆既中はどうしてもブレてしまうので小型三脚や一脚があるといいかもしれない。
posted by malay at 00:14| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

手の内は明かせない

 皆既日食は一生のうち一度は見てみたいものの筆頭なのだが、今回その夢は果たせずに終わった。当然ながら次の観測チャンスを探るのだが、仕事柄かなり限定されてしまう。
 一応、次のプランは心の中に持っているのだが、公開してしまうと競争相手が増え自分が行けなくなる危険があるので、今のところちょっと明かせない。
 今回の奄美日食でも、奄美大島内宿泊が困難なので、日食までに入れる出発地を探すと、メジャーでないのは徳之島だけだった。小さな飛行機なので、他人に知られてしまうと一気に競争率が上がってしまう。
 この便が確保できなかったら、徳之島から奄美海運の船(喜界〜奄美〜徳之島間はいつも空いているらしい)に賭け、前日は野宿のつもりだった。実際、船はこの区間満席にならなかったようだ。ただ、野宿による疲労と名瀬→空港のバス便に不安があったので、避けたい選択肢であった。
 また21日午後に奄美大島を発つ便は、船は鹿児島方面行きのみで、混雑が予想され、やはり徳之島行きの飛行機を考えていたが、皆既日食直後1140発鹿児島行きの最後の1席が取れ、空港付近なら観測可能と踏んで、費用が高額になる徳之島経由はキャンセルした。
 予約困難な状況の個人旅行は、グループツアーが取れない様な行程を考えるしか無いと思う。今回は観測地滞在が短時間過ぎる便だったので確保が可能になった。
 おそらく梅雨明けが終わっており、高い山が無い(上空から見て島、特に高い山のある島の周辺に雲が出るのは知っていた)喜界島がベストなのはわかっていた。しかし、足の確保が困難だったので避けてしまった。そこだけで皆既日食が見られたのは残念ではあるのだが、常識的な判断ではセオリーだったと思う。日食直後(1105だったか?)に喜界島を立つ航空便は席があったが、搭乗待合室から観測できなかったら何しにいったのかわからないので、さすがに避けた。
 今回は予約が厳しかったので、こういうテクニックや読みはすべて公開しなかった。また、他人に告げることで何となく自分の「運」が逃げる様な気がしていたこともある。
 実際は奄美空港周辺は混乱も無く、また鹿児島行きの便で空席がそこそこあったことも意外であった。
 しかし、屋久島・種子島はともかく、奄美周辺で梅雨前線が再来したのは不幸と言うほかない。豪雨被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
posted by malay at 23:44| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする