2011年01月30日

水星?じゃないようで

 そろそろ水星の観測は難しくなってきているようだが、本日は金星がきれいに見えていたので、南東の空が広がる所まで行って観測。空は少し明るくなってきている。
 肉眼ではよくわからない。何かあるような、でもはっきりしない。
 で、組立式望遠鏡35倍で少しずつ動かし、金星の右下を探ってみる。あ、あった!
 少し大きめ?色が若干青白く、瞬いて見える...って、それは惑星じゃないのでは?でも他に水星ほど明るい等級の星も無いし...と思ったら少し右上に同じ様なのがまたあった。
 う〜ん、とさらに金星に近づいたらまたあった。これは近すぎるので違うだろう。
 きっと、2つ接近して見えていたどちらかなんだろう。
 と、部屋に戻って、「つるプラ」や他の星図で調べてみる。

 う〜ん。水星だと1°程度の所に同じ程度の等級の星はないなあ。
 瞬いていたところからすると、どうもいて座の2等星程度の星が2つ見えていたのでは...水星はもっと低いようだ。残念。どうも水星じゃないようです。
posted by malay at 18:06| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

土星の観測

 組立天体望遠鏡(35倍)で土星を観測。現在の場所は月とスピカから容易に見つけられた。
 見てみると木星に比べかなり小さいが、望遠鏡の箱に書いている通り、確かに輪が見える。今日は手持ちだったので、時間がとれるときに三脚固定で見てみよう。
posted by malay at 04:22| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

あれは水星?

 生徒実験の川の水(COD測定用)を汲むため、朝6時起きで自宅裏の小さい川へ。採水のために昨日早めに帰ったのだが、暗い雲に覆われて予想より早く陽が暮れてしまい、早朝の採水に変更せざるを得なかった。
 玄関に出ると、薄明かりの中で金星がよく見えている。いま水星が金星の右下に見えているはずなので、目を凝らしてみる。う〜ん。難しい?  ん?何か見える様な。
 常時見えている感じではないのだが、ごくごく小さな星が時々見えている感じがする。これが水星?ただ、他の明るい恒星も明らかに見えているので、水星だと決定するのは難しい。本に書かれてある通り、どうしても薄明かりの観測となるため、肉眼ではかなり難しいというのも実感。
 天気がよい早朝に望遠鏡で挑戦してみよう。ただ、眠いのと寒いのが最大の問題。
posted by malay at 00:11| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

天王星を確認

 木星が綺麗に見えていたので、9日に見た天王星と思われる星を確認する。やはり9日の木星と同じ相対位置には見えない。でも木星も動いているので、これでは確認にならない。やはりCalsky で方位、高度を確認。木星より高度は1.3°低く、方位は1.1°右。月が出ているので、この直径が30′だから、この望遠鏡の視野角からすると、木星と同一視野に入るのは難しいくらいか。倒立像なので、木星を視野の右下ぎりぎりに入れ、さらに約45°左上に少しずらすと...なんだか9日に見た様な星。これかな。
 思い込みでそう見えるのかもしれないが、心なしか青白いように見えるし、また他の恒星より若干面積があるように見える気もする。気のせいと言うことも十分考えられるのだが、昨日月面でピントの補正(少しずれていたよう)を行ったので、像がシャープになったのかもしれない。これで天王星であることは間違いないだろう。
 ついでに木星を良く観察すると、「表面が均一でない」ことがわかる。縞々とまではいかないが、中央部というか赤道付近の色が、より濃い褐色に見える。組立式35倍望遠鏡。結構やるなあ。ただ、取扱は易しくない。子供に買って大人が遊ぶおもちゃの典型的な例なのかもしれない。
posted by malay at 00:02| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月09日

天王星(たぶん)を観測

 昨年から木星の近くに天王星が見えているというので、見てみたいと思っていた。で、子供用に(というか半分以上自分用に)買った組立式の簡易望遠鏡で挑戦してみたことは書いた。ガリレオ衛星が見られて感動したが、天王星はわからなかった。星の位置の見方が解ってなかったのだ。
 で、年始に再度接近するそうなので、ちょっと早く帰宅し、雲があるものの何とか観測できるかもしてない本日(但し書いているのは12日)再挑戦。
 木星は高い位置に明るく輝いているので容易に見つけられるが、雲で出たり消えたりしている状況で、良い条件ではない。雲の切れ間でガリレオ衛星が見えている時に周囲を探る。木星より黄道の外側で西、すなわち右上、但し19時頃ですでにかなり西に傾いており、ほぼ右で僅かに上、但し倒立像なのでほぼ左で僅かに下になるはず、1度以内なので同じ視野に入るだろう...それらしき星を何とか発見。明るさはガリレオ衛星程度。ただ、木星より下でなくて僅かに上。う〜ん、これかなあ?
 調べていたサイトでは詳しい位置関係まではわからなかったので、英語ではあるが惑星とガリレオ衛星の現在位置がわかるサイトhttp://www.calsky.com/で調べてみる。天文関係の英語サイトなんて初めてなので、最初は戸惑うが、惑星の方位と高度がわかれば良いので、何とか解読。方位は木星の約1度西、高度は約0.3度「下」との結果。やはりかなり西に傾いているため、僅かに下になるよう。で再度観測すると、確かに木星から見て、視野上は左向きに10に対し上向きに3程度の角度にあり、距離は月の直径の2倍程度。明るさは約6等星=ガリレオ衛星程度。これに間違いなかろう。
 条件も良くなく、何だかそっけない初観測であったが、ある程度の望遠鏡を買って観測してみたいという気持ちにはなった。問題は天体観測に金をいくら掛けるかだ。あと、次は水星を見てみたい。明け方なので寒いのがつらいんですけど。
 あと、昨年から木星近くに見えないかと観察していたら、直近に何だか小さい星が見える様な気がしていたのが、実はガリレオ衛星であることもわかった。肉眼で見えないことは無いようだ。但し、通常木星と完全に分離して見えないだけ。
posted by malay at 23:41| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする