まあ皆既月食については頻度は高くないものの、当日地球上で夜側の地域からはどこでも見られるので、何度も見ている人も多いでしょう。私もそうです。
しかし天王星食は、
(1)未だに観測したかどうか不明な、天王星を特定できる
(2)皆既月食中なので、月の明るさが邪魔にならない
(3)皆既月食中の惑星食はレアらしい
ということで、望遠鏡で観測することにしました。
三脚+組み立て式天体望遠鏡35倍で観測しようと思ったのですが、
三脚は子どもに使われてしまいました...
妻の古いタイプの望遠鏡で観測。転居してからは初めてです。
押入れから出して子ども部屋の窓を開けて観測しようとしたら、
鏡筒を固定する蝶ネジがない!
一応引っ掛ける程度は可能なので、片手で軽く押さえながら観測。
右肩が痛いので整形外科へ行った帰り道、すでに月は欠け始めており、
セットが終わった頃にはかなり欠けていました。皆既月食になったとき、月の左下(望遠鏡は逆転像なので右上)に2つの星が見えました。
食になるのだから、近い方が天王星でしょう。暗さに目が慣れてくると、はっきりみえるようになってきます。
青緑色?そう言われればそんな気もします。
20時30分頃、天王星が月面に接し、徐々に月の裏側に消えて行きました。
やったー!見えたぞ天王星。
子どもはミラーレス一眼で撮影していたのですが、ピント合わせの拡大像には天王星が写っていました。
今のカメラって凄いですね!
あ、私が日食用に買ったコンデジ(キヤノンSX-730HS)でも写ってました。月の左下、大きい方が天王星です。文中のサイズでは見えないと思うので、画像をクリックして元のサイズでみてください。

「青緑色と言われればそんな気もする」というのがわかってもらえるでしょうか。