2020年01月29日

年末台湾旅行 第5日〜「カタカタ」そして帰国へ

 12月29日(日)朝、ホテルは朝食をつけていないので、また買いに行かないといけません。
 しかし、日曜日はあのおじいさんの包子屋さんが休みなんだな。やってたら、また行ってもいいくらいだけど。
 GoogleMapで探してみると、ホテルのすぐ近くに台湾おにぎり屋さんがあるとの情報。2日目の朝にも見かけたし、同僚の方にもオススメされてたな。じゃ、行ってみよう。
 インペリアルホテル台北を出て北側の横断歩道を渡り、横丁のようなところに入るとそれらしき店というか、老夫婦が店頭で屋台を広げてるというか、そんな感じの店でした。
 まだ開店直後のようでしたが、とりあえず「3個(サンガ)」で通じました。ジェスチャーで「具は全部」、辛いといけないので、「ラージャンプーヤオ」も。日本語ができる若い方が出てこられて、いすを勧めてくれ、バナナももらいました。私たちが待ってる間に他の日本人の方も来られました。ここも日本人の間で有名なようですね。
 そろそろ台湾おにぎりができる頃になると、おばあさんが「カタカタ」、写真を撮りなさいということらしいです。撮らせてもらったのがこちら。
IMG_4172.jpg
 雨が降って来たので、店の感じとかは撮れなかったです。
 ところで、ここのおじいさんとおばあさんの話す言葉はまったくわかりませんでした。十份の炭鉱博物館のトロッコのおばあさんの言葉もわからなかった。やはり多くの老人はいわゆる標準中国語を、お互いの間では話さないし、解さない人も多くいるようでした。
 29年前に来た時は、そこまでわからなかったです。むしろ日本語がほぼネイティブな人が多かった。日本統治下で学ばされたというだけではなく、カメラ屋さんに入ったら店主が衛星放送で大相撲を見ていたということもありました。
 台湾語や少数民族の言語、日本語、標準中国語と地域社会で用いられる言語が数十年の間にどんどん変わってしまった、台湾ならではの光景なのかもしれません。

 さて、ホテルの部屋で朝食におにぎりを頂きました。日本のおにぎりとは違いますが、それなりに美味しいです。でもかなり大きいので、子どもの残りと、家内は入っていた油条(揚げパン)が苦手だということで、私が食べることになりました。

 ホテルをチェックアウトし、MRTを乗り継ぎ、帰りは台北車站から空港連絡鉄道である桃園MRTに乗ります。始発だから座れると考え、そうしたのですが、ネットで書かれていた通り、台北MRTの台北車站から遠い、遠い。東京駅の京葉線乗り換え並ですかね。

 桃園空港の第1ターミナルに着いて、まずポケットwifiを返却。特にチェックもなく渡すだけ。次にwebチェックイン済みですが、自動チェックイン機でパスポートを読ませて荷物タグの印刷。関空では貼り付けに失敗したので、持ってそのままキャセイのカウンターへ。
 荷物を預けますが、ベルトコンベアの端でX線検査を通過したことを確認することになっていました。
 なお、飛行機の出発は少し遅れるとのことでした。

 ここで出国しようと思うと、家内が最後にタピオカミルクティーを飲みたいとのこと。地下の飲食街に行ったところ、まだ開店時間でないので待てとのこと。開店して家内が飲んで、やっと出国です。セキュリティチェックに少し並び、出国審査は私は自動化ゲートで短時間で出られたのですが、指紋を取っていない子ども(入国時の指紋採取は14歳以上)と家内は指紋の像が薄かったのか、自動化ゲートをパスできず、係官ブース前に行列です。

 通過後は搭乗口へ。帰りも往路と同じB777−300。3−3−3の座席配列なので楽です。昔にエミレーツでドバイまで乗った時は、3−4−3で、前後のシートピッチは長いものの結構しんどかったですから。機内食は和食(牛丼だったかな)かパスタ。

 関西空港の検疫はカードを出すだけ、帰国は自動化ゲート、荷物も比較的早く出て来て、税関もさすがに家族連れで台湾のみですから、パスポートチェックのみでした。ラピートは時間が合わないので、関空快速からJRの乗り継ぎで帰宅しました。

 家族旅行ではありますが、台湾は移動費が安く、食費は庶民的な店なら安く、土産などの物価も日本よりは安い、という感じで費用的には安く上がりました。航空券も3人で10万ちょっとなので、フルサービスキャリアとしては安く、費用的には国内旅行と同等かそれ以下で行くことができます。
 それだけに日本人が多く、日本語を話せる人も多く(相手の口から出る言葉がが中国語か英語か日本語か予想できないので、頭のモードを切り替えるのに苦労します)、ちょっと楽な旅行すぎて、私的には刺激が少なすぎる気がしないでもありません。次に来る時はもっとディープな場所を攻めて見たい気もします。
posted by malay at 01:28| Comment(0) | 家族旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月28日

年末台湾旅行 第4日〜臺北機廠・故宮博物院・士林夜市

 再び台北の朝。子どもと2人でまた「林爺美味小篭包」へ。顔を覚えてくれたのか、少しオマケして入れてくれました。家内は何か買ってきてということなのでサンドイッチを買って帰ったら、
IMG_3999.jpg
「甘い」とお気に召さなかった様子。一つは私が美味しくいただきました。確かに甘いといえば甘いですが、外国なのでそんなものと思えばいいんじゃないのかな。
 さて今日は、まず台湾の国営鉄道「台鐡」の旧車両工場である「臺北機廠」の見学から。
 これは「ナカジマチカ」〜台北の旧鉄道工場が鉄道博物館として再生。「臺北機廠鐵道博物館園區」のガイドツアーに参加してきたで見つけました。こちらのサイトに申し込み方法もすべて書かれています(何と親切!)ので、申し込み開始日の11月20日(前月の20日に一斉受付)に一番乗りで申し込みを済ませました。
 家内はパスポートの発行待ちだったので、切れていた旧パスポートの番号で申し込み、更新中である旨を書き、発行後に一応英語のメールで新番号を伝えておきました。
 当日はMRTの「南京三民站」から歩きます。
IMG_4000.jpg

IMG_4001.jpg
 この門を入って右手、ちょうど受付が始まったところでした。

IMG_4002.jpg
 なんとビックリ、日本語のパンフレット「旧台北鉄道工場への旅」まであります。
 他にも日本人の親子連れが来られてましたし、受付でも日本語を話せる人がいるし、もう既に日本人のよく来る観光コースになっているようです。

IMG_4005.jpg
 玄関広場。台北101が見える市内の中心部です。だからこそ移転したんでしょけどね。でも再開発せず、産業遺産として広大な敷地が保存されているのは極めて貴重なことでしょう。

IMG_4006.jpg
 少し前までは資料館は自由に見学できたようです。現在はガイドツアーのみのようです。

IMG_4007.jpg
 始業点呼をしていた場所のようです。ここで集合し、イヤホンガイドをつけての見学になります。もちろん中国語なので、何を言ってるのかわからないのですが、ちょっと中国語に慣れてきたのか「何について話しているか」くらいはわかるようになりました。

IMG_4008.jpg
 案内図です。集合してからツアー開始までに日本語パンフレットを読んでおけば、連れて行かれる場所が何なのかわかるようになると思います。

IMG_4009.jpg
 さて、参加者も集まって、ヘルメットを被り、ツアー開始です。

IMG_4010.jpg
 ここで工場概略の説明。

IMG_4014.jpg
 産業遺産として「国定古蹟」となり、「臺北機廠鐵道博物館園區」として整備されつつあるので、このような人形が設置されています。

IMG_4017.jpg
 たぶん蒸気機関車の灰を処理していたところではないでしょうか。中を通過して大きな建物へ。

IMG_4020.jpg
 ディーゼル・電気機関車工場

IMG_4030.jpg
 天井の高い建物です。うまく採光されていますね。

IMG_4032.jpg
 次に組み立て工場の方へ。

IMG_4034.jpg
 工場前に入れ換え用の小型機関車(スイッチャーというのかな)等が置かれていました。

IMG_4039.jpg
 組み立て工場には日本製のディーゼルカー。昔私が台湾に来た頃には主に支線等の普通列車で使われていました。

IMG_4049.jpg
 国鉄のキハ10型や20型に相当するのかと思ってたら、元々は流線型のガソリンカーだったそうです。

IMG_4049.jpg
 同型の車両が何台もあります。同形式に見えますが、1両ずつ違うのだそうです。塗装の痛みや錆はありますが、この車両工場自体が修復されていく過程で整備されるのでしょう。

IMG_4056.jpg
 片側は運転台側しか窓がありませんが、反対側は両側に窓があります。

IMG_4059.jpg
 かつて走っていた頃のパネルの展示もありました。

IMG_4062.jpg
 日本製ですが何度も改造を受けているので、その際の銘板なのでしょう。民国73年だから1984年ですかね。

IMG_4066.jpg
 こちらは蒸気機関車の炭水車とボイラー。

IMG_4067.jpg
 代用荷物車だそうです。

IMG_4071.jpg
 タイ国鉄向けに輸出された台湾製車掌車。

IMG_4074.jpg
 左は日本の「鉄」ならみなさんご存知、583系電車です。鉄道博物館として開館するときに「外国の寝台電車」としての展示物になるのでしょうか?右は台鐡の特急電車だと思います。比較対象するのでしょうか。

IMG_4082.jpg
 お疲れ様?いやいや、人形ですから。

IMG_4086.jpg
 こちらは鍛治工場。

IMG_4088.jpg
 日本統治時代のスチームハンマーだそうです。他にも多数の工作機械で、工場っていう感じですね。

IMG_4097.jpg
 屋外の車両。かつての自強号かな。

IMG_4098.jpg
 ここから「客車工場」です。

IMG_4121.jpg

IMG_4107.jpg
 広い建物で、奥にはディーゼル機関車。

IMG_4124.jpg
 屋外に出て、これはトラバーサ。鉄道車両を横の線路にスライドさせる装置です。日本の車両工場にもよくあります。

IMG_4126.jpg
 見学を終えて、玄関広場に戻ります。ありがとうございました。

 MRTの駅まで戻り、午後は故宮博物院に行くため、士林へ向かいます。

 駅を出たところで、お腹が空いたので、豆腐花。
IMG_4128.jpg

 こちらは蓮の実のデザート。
IMG_4129.jpg

 でも結局これで足りるはずがなく、近所のファミマ(台湾はファミマが多い)で、おにぎりやらゆで卵やらを買って食べました。

 さて、バスで故宮博物院へ。
IMG_4130.jpg

 IMG_4131.jpg
 階段を上がると本館が見えてきます。

IMG_4132.jpg
 広場のフロアは団体や一部の路線バス発着場になっているので、上から入場です。

IMG_4134.jpg
 唯一行列している展示。

IMG_4159.jpg
 故宮博物院で一番の実物とされる「翡翠白菜」。白菜にキリギリスとバッタがいるのですがわかるかな。

 これと並んで展示されているはずの「肉形石」は貸し出し中でした。

 その代わりがこちら。
IMG_4138.jpg

 有名なのが特に素晴らしいのかどうかはわかりません。他の展示も良いのがありますよ。
IMG_4143.jpg
 透し彫りなど、精巧な彫刻が多いです。

IMG_4150.jpg
IMG_4153.jpg

 玉は宝石というより、貴石だと思うのですが、自然の文様をいかに上手く活かして工芸品を作るかということが大切なようですね。
IMG_4139.jpg

 このあたりは貴石ですかね。右はラピスラズリだったかな。
IMG_4145.jpg

IMG_4156.jpg
 妖艶な感じの石ですね。

IMG_4147.jpg
 古代の文字。
IMG_4148.jpg
 の解説。

 骨董とか好きな人は一日たっても見尽くせないのかもしれません。そうでなくても見学は数時間かかると思います。出てきたら夕方になりました。
IMG_4164.jpg

 バスでMRT士林站に出て、徒歩で士林夜市へ。夜市の最寄りは隣の剣潭站なので、裏から入る形になります。
 うろうろ歩き回った後、同僚の方に聞いていた地下の食堂街へ。

IMG_4165.jpg
 ステーキの店に入ります。

 おすすめはTボーンだそうで、私はそれを、家内と子どもはサーロインを。
IMG_4167.jpg
 これ、Tボーン。

IMG_4168.jpg
 これ、サーロイン。

 アメリカなどで一番値段が高そうなTボーンステーキを食べて見たかったので、頼んだんですけど、調べてみると「フィレ」と「サーロイン」がくっついているということのようで、価格差の割にあまり大きさの差が無かったし、骨つきなので外すのが面倒臭い(しかもうまく外れない)し、ソースの味が濃すぎて、肉質の違いがあまりわからないので、サーロインの方が良かったかなと。

 しかも地下のせいか冬でも茶色いのが登場したので、まあそこそこ美味しいんですけど、ちょっと残念感はありました。

 劍潭駅まで行く間に臭豆腐の屋台があったので挑戦しました。
IMG_4169.jpg
 揚げ豆腐に臭い調味液が付いているだけなのであんまり美味しいとは思えなかったです。本物は豆腐もちゃんと発酵してるんでしょうけど、大抵液に浸けてるだけみたいですね。

IMG_4170.jpg
 本日も50嵐に寄りました。家内のタピオカミルクティーなのですが、大粒のを頼んだら、小粒のと間違ってたみたいで憤慨しておりました。

IMG_4171.jpg
 私の頼んだ椰果奶茶の方が美味しかったみたいです。パイナップル風味で細いナタデココ(短いところてんくらい)入り。

 ホテルの近くの菓子屋でパイナップルケーキを買い、スーパーで土産の買い増しもしました。いよいよ明日は帰るだけです。
posted by malay at 12:52| Comment(0) | 家族旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月16日

年末台湾旅行 第3日〜朝の九份・台北鼎泰豐・カルフール「人気必ず攻略」

 昨晩は暗くなってから到着した九份。
IMG_3985.jpg
 泊まった「陽光味宿」の玄関。階段の途中なので見逃しそう、といっても九份市街地の下端の方なので、これより下に降りることはないでしょうが。

IMG_3971.jpg
 部屋からバスルームを通じて外が見える構造。

IMG_3970.jpg
 バスタブは端の方に据え置きでした。シャワーはハンドシャワー。

IMG_3966.jpg
 バルコニー。天気が良ければくつろげるかも。

IMG_3972.jpg
 海を望む景色の良いところです。
IMG_3963.jpg

IMG_3965.jpg
 泊まった部屋は2階で、こちらがフロントのある母屋。朝食はこちらで。

IMG_3968.jpg
 台湾にしては寒い日なのでいろりに火が入っていました。ストーブもつけられていました。

IMG_3967.jpg
 これが朝食。サンドイッチが中心。おかずが結構和風の味かも。

IMG_3973.jpg
 朝の観光に向かいます。昨晩と違って階段の豎崎路も渋滞せずに上がっていけます。

IMG_3974.jpg
 昇平戯院の中に入りました。これは映写機。

IMG_3978.jpg
 内部のホール。この後、九份の歴史を伝える映像が上映されました。おもしろかったんだけど、長いので途中で出場。


IMG_3979.jpg
 歴史を伝える鉱夫の像。あんまり注目されていないみたいで可哀想です。

IMG_3981.jpg
 基山街まで上がり、西の方に行ってみると展望スペース。この先は商店街があまり伸びていない様子。

IMG_3984.jpg
 基山街のあちこちでお茶の試飲をさせてもらいました。「九份茶房」が一番美味しかったんですが、値段も一桁違います。結局その斜向かいの茶葉店で、凍頂烏龍茶と高山茶を購入。自宅用なので、普段飲むお茶として値段と味のバランスが取れていたのはこちらでした。

IMG_3983.jpg
 芋圓の有名なお店です。ここでは食べてないんですけどね。

 「陽光味宿」に戻って、九份を発ちます。大きな荷物は「九份派出所」バス停まで、奥さんがバイクで持ってきてくれました。

 九份に来る時のバスと違って、帰りはおとなしめの運転でした。さよなら九份、「非情城市」の街に行きたいという29年前の夢が叶いました。
IMG_3986.jpg

 帰りも瑞芳から鉄道に乗り換えて、台北站(台北駅)の一つ手前の松山站で、台北MRTに乗り換えました。宿は2日前と同じインペリアルホテル台北(華國大飯店)で、時間前でしたがチェックインできました。何とクラブフロアにアップグレードとのことです。ダブル+エキストラですが、部屋のスペースに余裕があり、シャワーもハンドシャワー付きになりました。

 荷物を置いて、昼食に鼎泰豊へ。MRT中山站に隣接した三越店に向かいます。
 受付で整理券を貰い、隣のスーパーで買い物。待ち時間はほぼ予定通りでした。

 伝票で注文して席に案内されます。
IMG_3994.jpg

 小籠包とか、
IMG_3995.jpg

 ワンタンとか、
IMG_3996.jpg

 チャーハンとか、
IMG_3997.jpg

 汁なし麺とか、
IMG_3998.jpg

 他にいくつかデザートをいただきました。

 どれを食べても美味しいです。ただ、親戚が台湾にいるという同僚の方に聞いた、「鼎泰豊おいしいですよ。美味しいんですけど...」の「けど」がわかる気がします。誰にでも美味しい安心できる味です。反面、パンチがなく感動が無い。どうやら私たちの口にはB級グルメの方が合うようです。
 家内曰く、閉店した新千歳空港の鼎泰豊の方が小籠包が美味しかった気がするとも。私も皮がシュウマイに近い(ホテルの近くの林爺美味小篭包もそうでした。台湾風かな?)感じがしました。もうちょい豚まん風の包子の方が好みですね。

 さて、この後は土産物を買いに家楽福(カルフール)へ。MRT西門站で降りて、カルフール桂林店へ。

 3階の入り口付近と、一番奥に土産物の菓子類があります。その一番奥に台湾産品「人気必ず攻略」とのポップ。変な日本語が子どものツボにはまったようです。
 ドライフルーツやパイナップルケーキなどいろいろカゴに入れて、レジの方に行ったのですが、ちょうどフルーツゼリーの試食をやっていて、これなら無難(他のは試食できないので味はバクチ 海外の食品はバクチ度高いです)と考え、主にマンゴーやライチのゼリーを購入。でも、その後でほぼ同サイズの箱に30個入りというのを発見。国内と違って荷物を送るのは難しくカバンに量を入れたいので、何箱かはそれに交換しました。

 ホテルに戻って、夕食はチェーン店の「八方雲集 台北雙城店」へ。餃子と麺の店。鍋貼(焼き餃子)がオーダー伝票のトップに来るので、日式中華の逆輸入(中国では水餃子が普通)なのかもしれません。

 ホテルへの帰りに、タピオカミルクティーの店「50嵐」に寄り、家内と子どもが買って帰りました。
posted by malay at 20:55| Comment(0) | 家族旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月08日

年末台湾旅行 第2日〜念願のトロッコ『獨眼小僧』の十份、『非情城市』の街・九份

 12月26日(木)朝食は付けていないので、近くの店へ朝食を買いに行きます。GoogleMapで目星をつけておいたのは、ホテルの1つ北の通りを西に行ったところにある「林爺美味小篭包」。おじいちゃんが一人でやっていて、知らないと絶対見落としそうな(すぐ前を通らないと、遠目に店があるようには見えない)小さな小さな包子屋さんです。
 5個で30元、1篭(10個)で60元との表記。実際にはせいろに一杯詰まっていて、個数でやっているようでした。
 少し多いかなと思いながらも、2篭(20個)頼みます。来る前はその場で食べられる店舗かと思ってたら、どうみてもテイクアウト専門。聞いてみてもやはりそうだとのことで、20個を袋に入れて宿に持ち帰り。何か掛けようかという素振りに、辛いのかもしれないので「辣醤不要(ラージャンプーヤオ)」と告げると、入れないでくれました。やはり辣醤(唐辛子味噌)だったようです。
IMG_3842.jpg
 ホテルに帰って食べてみると、皮が薄くシュウマイに近い感じです。テイクアウトなので残念ながら湯包子ではありません。でも、あっさりしていくらでも食べられそう。一口食べてうまいというより、止まらない感じです。朝食はいつも少なめの子どもがあっさり10個を平らげてしまいました。
 ホテルをチェックアウトし、駅へと向かう途中の交差点の屋台で、まだ朝食を摂っていない家内がトウモロコシの入った粥を購入。MRTは飲食禁止のため、「台北車站」で台鉄に乗り換え、地上区間に出たあたりで席が空いてきたので着席して朝食です。でも辛いとのこと。どうやら入っている搾菜が辛いようです。私は搾菜が好きなので、それだけ頂きました。

 瑞芳で乗り換え。ここで大きな荷物を預けるのですが、駅前に見当たらず。駅員さんに聞くと、通行証を渡され、反対側に行けとのこと。裏口側に出てしまったみたいです。
 表側の改札を出て、観光案内所で聞くと、駅舎を出て右とのこと。荷物預かり所があり、1個30元。営業は20時までなので、念を押されます。

 平渓線のディーゼルカーに乗り、十份へ。列車はゆっくりと進んでいきます。

 十份駅到着。
IMG_3846.jpg

 構内踏切で線路を渡りますが、
IMG_3847.jpg
 列車が通るので通らないように!

 でもなぜ人が溜まるのかというと、
IMG_3848.jpg
 EasyCardの機械にタッチして出場記録を入れるために並んでいるんですね。

IMG_3850.jpg
 無事列車が出て行きました。

IMG_3852.jpg
 列車が行ってしまうと、線路は違法パブリックスペース。

IMG_3854.jpg
 十份名物のランタンが上がります。

IMG_3857.jpg
 わかりにくいかもしれませんが、奥でランタンが商店の軒に激突。

IMG_3858.jpg
 何とか持ち直して上がったみたいです。

IMG_3860.jpg
 私たちも上げてみました。これは私の「願い」

IMG_3863.jpg
 そして子どもの願い。ストレートですね。この辺の家のベランダは、ランタンが入り込まないよう、金網や針金が張ってあります。

IMG_3871.jpg
 火をつけてもらい、それを持って記念撮影中にランタン本体に火が燃え移りそうになりましたが、店のお兄ちゃんがランタンをくるくる回し、着火を防いでました。そして無事上昇しました。
 線路上で燃えてしまったランタンや、風に揺られたため本体が燃えだし、すぐに落ちてしまったランタンも見かけました。

 さて、十份老街を抜けて、線路の左側を進むと、台湾煤鉱(炭鉱)博物館(正式名称は「新平渓煤鉱博物館」)の施設と駐車場が見えてきたのですが...閉まってる。土日は送迎か、山を登ったところまで行くとトロッコがあり、それに乗って行くとネットには書かれてました。平日はお客さんが少ないので、連絡して迎えに来てもらうとも。
 何とか電話(国際電話になるので掛け方が難しい!)を掛け、英語で話してみると、タクシーで来てくださいとのこと。
 近くにいた運転手さんが100元で行く(交渉制だが相場より安い良心的料金)とのことなので、乗せてもらいます。

 到着してポケトークで「帰りはどうしますか」と聞かれましたが、ゆっくり見たいのと、トロッコに乗って戻るかもしれないので、「ここで呼んでもらいます」と返事。

IMG_3872.jpg
 入館料一人200元。話していることがわからず、またポケトーク登場。「トイレは向かいの建物にあります」そうか、中にはないんですね。

 他にお客さんがおらず、店舗担当のお兄さんが付いてガイドしてくれます。

 まず、ヘルメット着用。白・黄・青と三色あるのですが、職種が違うそうです。そして模擬坑道に。ここの内容はネタバレになるのであえて触れないでおきましょう。

 次に、実際の坑口へ。
IMG_3879.jpg

 少し入ると柵があり、奥には入れませんが、ずっと先の方まで続いています。※炭鉱は安全のため内部に一般人を入れるところはほとんどありません。夕張炭鉱は「史蹟夕張鉱」として少し入れたのですが、火災が起こってしまい現在はダメになっていると思います。
IMG_3881.jpg

 炭鉱マンが使った備品類(これはヘッドランプの蓄電池)が置かれています。
IMG_3882.jpg

 炭鉱で使用された電気機関車「獨眼小僧(一つ目小僧)」の解説。
IMG_3887.jpg

 これが実物のようです。
IMG_3888.jpg

 おばあさん運転のトロッコに乗せてもらいます。いまは架線がないので蓄電池機関車で押されて行きます。
IMG_3894.jpg

IMG_3900.jpg
 十分老街の上方にある石炭を運んでいたらしい場所まで来ました。

IMG_3901.jpg
 ここで石炭を載せていた「炭車」をひっくり返し、下に落としていたようです。

IMG_3906.jpg
 下へ降りる山道は封鎖になっているらしく、トロッコに乗って博物館に帰ります。ガイドしてくれるお兄さんと、おばあさんが話しているのですが、おばあさんの言葉は台湾語(中国語だけど発音がぜんぜん違うらしい)なのか、まったく聞き取れませんでした。

IMG_3917.jpg
 機関車と客車は鎖でつながっているだけです。

IMG_3911.jpg
 線路も細くクネクネしてます。

IMG_3921.jpg
 お土産を買った後、広場の端に手漕ぎトロッコをみつけました。

IMG_3923.jpg
 コツをつかむと結構楽しいです。

 帰りはタクシーを呼んでもらって、十份瀑布まで送ってもらいます。150元。(これが相場です。行きは特に安かった。)

IMG_3927.jpg
 渡る客が多く、横揺れする吊り橋。

 IMG_3929.jpg
 上の展望台からの眺め。

IMG_3934.jpg
 正面の展望台からの眺め。通路は狭く一方通行なので逆回り不可。

IMG_3938.jpg
 駅までの帰り道に、昔の石炭のホッパー跡が見えました。(ここを上がると、トロッコで来たあたりになるようですが、自然災害で道が崩れている旨のハイカー向け掲示がありました。)

IMG_3939.jpg
 十份老街を列車が徐行していきます。

IMG_3944.jpg
 老街の店で牛肉麺をいただきました。が、私でもちょい辛くらいなので、家内と子どもはひいひい言ってました。結構辛いものなんですね。

IMG_3946.jpg
 午後になり旅行客も増え、次々とランタンが上がっていきます...が、民家の軒先に落ちて行くものも見かけました。大丈夫かな?(実際、火災は時々起こっているようです)

IMG_3948.jpg
 平渓線で瑞芳に戻ります。

 瑞芳駅で預けた荷物を受け取り、九份行きのバスが出るターミナル(実際に行ってみるとバス停レベル)へ。

 来たバスに乗るとき「到九份嗎(タオ、ジョウ【低く→】フェン【下げる↓】マ)?」と確認して乗車。

 乗客が座る前に発進、九十九折のカーブは運転技術の見せ所。29年前には普通の光景で、台湾らしいバスでした。家内はバスに酔いやすいのですが、予想通り「怖すぎて酔っている余裕がない」ようです。昔の中国のバス(飛ばすからというより整備不良が怖い)もそうだったな。

 が、このバスは急行バスだったようで、宿に最寄りの「九份派出所」には停まってくれませんでした。九份バス停から車道を歩いて戻らざるを得ないのですが、運悪く雨がぱらついてきました。
 小雨に降られながら何とか車道を戻り、宿のサイトに写真が載っていた鳥居状の門を入り、階段を結構降りて、やっと今夜の宿「陽光味宿」に到着です。

 「陽光味宿」は民宿なのですが、設備的にはホテル並み。日本のTV番組でも確か紹介されていました。フロントでポケトーク利用で近隣の店の営業時間等の説明を受け、荷物を置いて街へ向かいます。階段を上がって行くのがちょっとしんどい。但し、九份は階段の街なので、階段の上り下りが嫌な人には、そもそも向かない場所のように思います。

IMG_3949.jpg
 一番有名な階段道、豎崎路。夜は確かに綺麗ですが、平日でも人でいっぱいです。傘をさせる状態ではないので、100円均一のレインコートとポンチョを被っていきました。(雨具は現地でも調達可能)
IMG_3952.jpg

IMG_3954.jpg
 古い映画館「昇平戯院」 ランドマーク的存在です。ここで記念写真を撮る団体さんが多いです。

IMG_3955.jpg
 千と千尋の神隠しのモデルになったとも言われる(スタジオジブリも公式に否定するガセネタです。でも周辺にはジブリ(パチもん)がいっぱい。)茶館があります。それより混んでいてここから抜け出したい。

IMG_3960.jpg
 階段を上まで登りきったところの店で、芋圓(いも団子)入り汁粉をいただきます。
IMG_3958.jpg
 日本の汁粉より薄味ですが、おいしかったです。

 豎崎路は上下する階段路ですが、次はそれと交差する水平路の商店街「基山街」を北東側に歩いて行きます。でも19時を過ぎていて、そろそろ店は閉店する時間でした。狭い石畳の道なんですが、小型のゴミ収集車も入って来ます。

 基山街の端(バスで着いた「九份」バス停付近)まで歩き、帰り道は一つ下の水平路「軽便路」で戻りました。名の通り、昔の軽便鉄道の跡らしいですが、こちらは宿やバーの類はあるものの、繁華街ではなく、車にだけ気をつけておけば普通に歩けます。

 再び、豎崎路の階段を降りて「九份派出所」バス停のところで車道を渡り、さらに下に降りて宿に戻ります。

 部屋のベランダからの夜景。
IMG_3961.jpg

 部屋はいろんなタイプがあるのですが、バス付きの部屋を予約しておきました。部屋から完全にガラス張りのバスルーム(トイレも)を通して、外の景色が見えます。寝巻きとスリッパは無いとのことでしたが、靴を脱いで上がる構造(エキストラベッドも床に直接マットレスを置いてました)のため、スリッパは不要でした。

posted by malay at 00:09| Comment(0) | 家族旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月07日

年末台湾旅行 第1日〜29年ぶりの台湾・台北へ

 昨年末、12月25日(水)〜29日(日)に台湾に行って来ました。私は2回目、前に来たのが1990年ですから29年ぶりです。
 昨夏は子どもと私の休みが合わず旅行できなかったので、夏の分も合わせて海外にしようということで。海外といっても沖縄のちょい先ですけどね。
 家内が時間的に無理が効かないので早朝発は避けて探していると、キャセイの台北経由香港便が比較的安く出ていましたので、これに決定。何度も使っているので安心感もあります。関西午後発、台北昼発のため、実質現地3日なので滞在時間は短くなってしまいますが、仕方ないでしょう。
 現地は九份と十份に行きたいそうなので、台北4泊でも可能なのですが、余裕を持たせるために2泊目は九份にします。あとは台北泊。

 12月25日(水)出発当日、関西空港へ。事前座席指定不可のチケットですが、48時間前を過ぎてすぐWebチェックインして、左窓側席を確保済みです。自動チェックイン機(私のパスポートはベトナムで汗まみれになり、読み取りが難しかったのですが、どうも紙の反りやしわ寄りによるもののようです。なるべく密着させたら、何とか読んでくれました。)で荷物タグを発行して、預け荷物に付けたのですが、付け方がまずいらしく、取り除いて結局カウンターで付けてもらいました。
 セキュリティチェックは少し並びましたが、出国は自動化ゲートであっという間。スタンプもないのでちょっと寂しい感じ。
 搭乗前のキャセイ機です。B777-300。
IMG_3837.jpg
 実はあまり大きい機体は好きじゃありません。キャセイのB777は3−3−3の座席配置で、窓側3人並びで座れるのはいいんですけどね。

 冬はいつものことですが、上空でも揺れてシートベルト着用のサインが出て、機内食のサービスもぎりぎりです。飲み物とハーゲンダッツのアイスも食事と同プレート。一応、ポークかパスタ(シーフード)の選択肢はありました。

 台北桃園空港第1ターミナル着。検疫は受け取ったカードを見て自己申告制で、対象外側通路をカードを渡して通過。わからない人はX線検査のようです。事前に聞いてはいましたが入国は並びます。自国民用ゲートに割り振ったりもしてくれるのですが、それでも30分ほど待ちました。顔写真と両人差し指の指紋採取あり。子どもは13歳なので指紋はなしのようです。

 入国して荷物受け取りの間に両替(ここの両替所は空いていました。出口の台湾銀行は列。)、税関は確か免税側スルーで、到着口に出てすぐ左のカウンターで申し込んでいたKKdayのポケットwifiを受け取ります。何と1日200円しないので、激安です。但し、設定は自分で(日本語の説明書付き)、充電はケーブルだけなので充電器は自前のものを使う必要がありました。トラブルがあってはいけないので、空港内で接続テストをしました。

 結構桃園MRTの駅は遠いです(出発カウンター側に駅がある)。同僚の方に貸してもらったEasyCardにチャージして、電車に乗ります。
IMG_3838.jpg

 快速である直逹車(エアコン効きすぎで寒い)に乗りましたが、終点の「台北車站」まで行かず、「新北産業園区」で普通車に乗り換え。
IMG_3840.jpg
次の「三重」で台北MRT中和真蘆線に乗り換え。「中山國小」下車。徒歩10分ほどで今夜の宿、「インペリアルホテル台北(華國大飯店)」到着。
 ホテルは日本語が100%通じます。全室バスタブ付きだそうですから、日本人に特化した宿と言えるかもしれません。東側のダブルベッド2台の部屋で、シャワーは残念ながら固定式でした。
 機内食が出たので、軽めの夕食。南西方向の雙城街夜市へ。小さな夜市ですが、ここで山猪肉香腸(イノシシ肉ソーセージ)、刈包(中華バーガー 下写真)、芋圓(いももち入りしるこ)などをいただきます。
IMG_3841.jpg
これらが1つ50元(約200円)くらいなので、台湾の食費は安いです。
posted by malay at 23:00| Comment(0) | 家族旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする