午前は海南島最大の名所、天涯海角へ向かいます。バス路線が良くわからないので、高徳地図で調べ、ホテル(実態は貸部屋でした)から歩いて10分ほどのバス停から乗車。運賃の払い方がわからないため、行き先を伝えて6元×2を現金で支払いです。

乗客を見て居ると、天涯行という交通カードのQRコードを乗車時と降車時の両方でかざすのですが、そのカメラが下側にあって、地元の人でもわからない客がいるようです。私はアリペイの調子がよろしくなく、いざというときに止まったり落ちたりするので、広州で懲りたバスは現金払いにしました。
天涯海角に到着し、レセプションホールでどうするのかわからなくて迷っていると、たすきをかけた案内人が翻訳アプリ(最初はハングルだった)で無料だと教えてくれました。パスポートの提示だけで入場券が発券されます。
入場時にコーヒーのサービス券をもらいました。

入ってすぐ蒸気機関車が展示されていました。「イメージ」を模しただけの飾り物だと思ったのですが、後で調べてみると、遊戯鉄道として園内を走っていたか、走る予定であったようです。蒸気機関なのかディーゼルやバッテリー駆動なのかはわかりませんでした。
さて、海の方へ向かうと、

下った先に海が見えて来ました!

ここ、別に中国最南端ではないのですが、最南端の都市である三亜の長いビーチに少し突き出た岩礁の最果て感から名所となったみたいなんですね。

海岸では波と戯れる観光客

沖にみえる岩礁 ちょっと人工物っぽい不思議な感じがします。

ちょうど三亜鳳凰空港の着陸コースの真下にあたり、頭上を頻繁に飛行機が通過します。

中国お馴染みの、ネーミングされた奇岩ですが、

蝶が留まってました。息子の画像検索によると、リュウキュウムラサキだそうです。

日本語併記で「咲きかけるモクレン」だそうです。確かに。

無料コーヒーサービスに行ってみると、やはりコーヒーと菓子の試食セールスでした。インスタントのココナッツミルクのコーヒーなんですか、結構美味しいんですよ、また後から出してくれたココナツ風味のせんべい様の菓子は、ここの「南国」ブランドのがいちばん旨かったのですが、7パックセットしかなく、後で街で見つかるだろうと思ったらまったく見つからず、買っとくんだったと後悔しました。

南の島ですねえ。

ここ中国だって黙ってたらわからないでしょ?

さて、天涯海角いちばんの見どころ、

岩に刻まれた「天涯」、清代の文字だそうです。

当然記念撮影大会、

で、こっちが「海角」 岬の意味があるようですね

こちらも記念撮影大会です。
で、合わせてこの場所に天涯海角の名が付けられたそうなんです。
岩に書を刻むのは中国では良くありますけど、ここはそれが景勝地の名前になったんですね。

まあ、難しい話は別にして、観光客は波と戯れて遊んでます。

出口を出たところで売ってた、フルーツ。
左のジャックフルーツは意外に美味しく、中はちょっと味薄めだけど安定のマンゴー、右のドラゴンフルーツは予想外に癖があり美味しくなかったか。合わせて20元。
またバスを現金払いで、三亜第2の名所、鹿回頭公園(発音テキトー過ぎて通じなかったが、終点まで乗っても同料金)まで行きます。
ここ、wechatで予約が必要とのことでしたが、中国の電話番号がないとはねられるので、とりあえず現地に行ってみました。

結果はパスポート出せば入場券(無料)くれました。ただし英語で話しても「ティンプートン」です。カート(往復28元)は中で購入なのでした。

かわいいデザインですが、急坂の山道をかっ飛ばして行きます。歩いている人も結構いますが、ちょっとしたハイキングレベルだし、何より暑いんですよ。1月なのに半袖で良いくらいです。カートを降りて、10分ほど歩いて山頂です。

新しく造成された人工島の鳳凰島。ビルは5つになりました。

三亜市街地

南側の大東海方面
観光を終えて、一度DIDIを使ってみようと、市内まで呼びます。数分で来てくれました。
建港路の国際購物中心に入っているスーパーでお土産購入です。

同じモール内の店で遅めの昼食。飲茶の店のようです。

これを持ってカウンターに行って、セイロをもらうか、オーダーします。

こんな感じです。


私のと息子のなんですけど、麺の種類の違いだけでした。具は鶏肉、鶏レバー、アサリ、青菜。
最初にお茶を頼むんだと思うんですけど、私たちが中国語がわからないので、そのままになっていたようです。茶葉を頼むと、プーアル茶、鉄観音、あとなんだっけ、高級品のやつ、それと表示無しの一袋を出して来ました。緑茶はないのかと聞くとポケットから出て来たのがこちら。

美味しいお茶でしたよ。安いから出さなかったのかな?

妻が良く食べてるマーラカオがあったので、息子が取って来ました。もう満腹です。

トラムで中心部に移動します。

着いたら夕陽がビーチの向こうに沈んで行く頃でした。
コーヒーサービスのところで出してくれた焼き菓子を探すのですが、見つからず。他のメーカーのを試食させてもらったら、香りがなくて美味しくないんですね。モールを数件ハシゴするも結局見つからず。


モール内の水餃子の店で夕食。

トラムで宿に帰ります。

ネットでこのココナッツミルクが一番うまいと書いている方がおられたので、
駐夫の海外生活・子育てブログ 〜現在は南アフリカ共和国・プレトリア〜
買ってみました。このマムシドリンク風のデザイン!確かにココナッツの香りがして美味しかったですよ。
三亜のトラムは英語の車内放送があって、「フール、パッセンジャーズ」で始まるのです。あれは何て言うてるのかと、私より英語ができる息子に聞くと、「Wholeかな?」と言うのですが、後で「あれ、思いっきりなまってるけど、Helloやで」と教えてくれました。
中国語の拼音の「He」の音で読んでるのですね。日本人のローマ字読みみたいなことが、中国でもピンイン読みとしてあるんだなと思いました。
三亜、もう少し英語通じると、外国人増えると思うんですけどね。ただそこそこ居るロシア人客はどうしているのかなと、これまた疑問に思いました。彼らが中国語を話すのは見ていないです。
久し振りに「ズーベン」の発音を聞いたし、素朴さ、英語の通じなさ、接客やマナーの悪さなど、良くも悪くも田舎を感じるところです。海沿いに何kmも続く椰子長廊は見事ですね。次はゆっくり来たいです。
そういえば、バスでおばあさんに席を譲ったら(停車ボタン等がなく全バス停停車。必然的に急発進・急制動になるのでマジで危ない)周囲の老人達含めてとっても感謝されました(謝謝でなく謝謝你だったし、後席のおばあさんも👍してくれました)。これが内陸都市部だと、若者が普通に席を譲るんですけどね。中国の大きさを感じますね。
明日は帰国です。