本日、夜明け前に自宅を出たら東天に輝く金星。スマホのアプリで確認し、日没後に明るく見える大接近中の火星を調べたら、もう西に沈んだ後だった。
金星のやや左下にも小さいが瞬く明るい星が見える。まさかと思ってスマホで調べたら水星だった。水星は金星を頼りに位置を調べて、望遠鏡や双眼鏡で位置を確認してから肉眼で見ると「何とか見える」ということが多いのだが、今朝は雲ひとつない快晴で、気温も下がって霞がかからず、絶好のコンディションだったようだ。11日に西方最大離角(太陽から西側に最大角度離れている=日の出前の東天に見える)だったので、うまく観測時期と空の良い状況が一致してくれた結果だ。
金星のすぐ右下にはスピカが見え、こちらは恒星なので瞬いて見える。普通惑星は単なる点ではなく、ある程度の面積で見えるので瞬かないものだが、今朝の水星に関しては、最小の惑星で空気の揺らぎも大きかったのか、瞬いて恒星のようだった。近くに明るい恒星は無いようなので、見間違いではないと思う。