12月26日、往路は大阪空港からJALで鹿児島空港へ。レンタカーで子どもが楽しみにしている廃線めぐり(8歳なのに...)です。今回は旧国鉄宮之城線の後を巡ります。薩摩大口まで行くと遠いので、スイッチバック駅だった薩摩永野駅跡の「永野鉄道記念館」から。
カーナビ等では出ないので、郵便局を目標(地方の郵便局は輸送手段であった鉄道駅の近くが多い)にします。着いてみると駅跡地が近隣の駐車場として使われているようでした。
こちらは本線側。右手が薩摩大口方面。左手が川内方面です。昔に通ったとき、スイッチバック駅だったのを知らないで、びっくりした記憶があります。
これは駅側。左手の旧駅舎とホーム、保線用の車両が残されています。
駅務室が記念館となっていて、近くのYショップで鍵を貸し出ししてもらえます。これは単線で衝突しないよう閉塞に用いるタブレットを出し入れする機械ですね。この場所だけ線路側に出ていて、見通しが良いようにしてあるようです。
車輪の下を8の字にNゲージの線路が敷かれていて、本物のハンドルで運転できるようですが、電源が入らず(借りた鍵に付いていた集会所側入口から入るとブレーカーがあるのかもしれませんが、そこまでしてません)動くかどうか不明です。
タブレットケースを首から下げたところ。昔は駅員さんがこんなのやってたかな?
ある程度は線路跡沿いを辿るつもりでしたが、途中でわからなくなって迷いながら、何とか薩摩鶴田駅跡に到着。「鶴田鉄道記念館」だそうですが、現在は公開されていないようです。ホームの一部が残されてます。駅前は狭い道ですが交通量は割とあります。駐車は数台可能。
この後、駅付近だけは狭い道ですが、線路跡はほぼ1.5〜2車線道路となっています。途中にホーム跡も見えます。いかにも鉄道跡らしい平坦で緩いカーブの道路を辿ってそのまま宮之城駅まで行けます。(駐車スペースはぐるっと1周しないと入れなかった)
現在もバス駅として機能しているようで、タクシーが客待ちしており、正式な「道の駅」ではないがそのような施設になってます。屋外にSLの前部と線路と転轍機。この転轍機(レバー)は動くんです。
施設内に鉄道関係の展示。宮之城線関係とは限りませんが。リニアモーターカーの模型とか...
この後は昼食のため線路後を辿らず、国道等で樋脇駅跡へ。宮之城線ってほんとに曲がりくねって走っていたんですね。かなりショートカットとなります。
樋脇駅跡は温泉施設の傍で、「鉄道公園」となってます。駅舎と線路、横がグラウンドのある公園です。クリスマス用なのか線路に電飾が施されていました。
最後に駅舎が残る楠元駅跡に行きました。交通量の多い道路に挟まれた場所なので、レンタカーは少し離れた公園用の駐車場に停めました。駅舎と駅名標以外に特に見るべきものは残っていないようです。
旧線に沿って川内市内へ走り、廃線巡りは終わりです。子どもが一緒で半日なので、ポイントを拾っただけですが、まあまあ楽しめたかな。薩摩永野以外に車両が残されていないのは残念ですけどね。
家内の車酔いで川内で休憩してから鹿児島市内へ向かいます。本当は薩摩金山蔵に行くつもりだったんですが、時間が足りませんでした。高速道路で正面に桜島の噴煙を出しているのが見えました。
鹿児島市内では「森三」の中山店に寄ってから、宿泊先のホテルウェルビューかごしまへ向かいます。部屋は広く、温泉浴場(あまり広くはない)もあって、共済の関係で安く泊まれるのはありがたい。駐車場無料なのでレンタカーだと良い所だと思いました。夕食は近くの回転寿しへ。地元チェーンのようですが、値段の割に結構美味しかったですよ。