2009年07月30日

日食備忘録

 カメラ+三脚だけでは、動いて行く太陽を追って行くことが結構難しかった。しかし日食のためだけに赤道儀というのも大変だ。大体普段から使い方に馴れておかないと用を為さないだろう。今回は80〜300mmのズームレンズで狙ったが、300mmだとすぐに画角から外れてしまうので、肉眼で楽しむことを主眼にするなら、もう少し短いレンズorズームの短焦点側の方が良いのかもしれない。なお、雲台は通常の使い方をせず、90°横向きにセット。今回の日食は68°の高度、感覚的にはほとんど天頂に近いので、通常の取り付けだと角度を上げにくい。これはオーロラ撮影での経験が活かされた。
 ダンボール紙で枠を作ってアストロソーラーフィルムを貼付け、カメラ用のフィルターを作成したが、レンズの可動部分に干渉してしまうため、フードを取り付け、フードに固定する形にすればよかったと思う。またこのフィルムは引っ張ると皺が寄ってしまうので、あまり曲がったり伸び縮みしない枠に、強く引っ張らない様にして貼付けるべきかと思う。一部を使っただけ(どうしても多少傷がつくので1回の日食ごとの使い捨てになる)なので、残りは今後の金環食や皆既日食リベンジに使用する予定。
 カメラは最低2台欲しい。1台は望遠系のレンズで三脚を付けた勿論日食撮影用。もう一台は周囲の光景を撮影する広角〜標準系レンズの付いたカメラ。コンパクトカメラやデジカメでも良い。但しフラッシュをOFFにしておくこと。皆既中はどうしてもブレてしまうので小型三脚や一脚があるといいかもしれない。
posted by malay at 00:14| 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする