18きっぷがあと2日分あるので、使えるうちに出かけることにします。今シーズンの行き先が岡山、岡山、鳥取、と西ばかり(大阪発)なので、気象庁様にお伺いを立てると、
「いや、東は雨じゃ。 西が良かろう。香川県は晴れの予報であるぞ。知らんけど。」
と御宣託をいただきましたので、今回も西へ向かいます。姫路までは毎回同じ電車で飽きてきたかもしれない...
岡山からは快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡ります。

人工系の絶景車窓としてはピカイチです。

観音寺駅に着きました。春にも来たので、駅周辺の勝手がわかります。

正面の橋を渡ると、

観光案内所があり、ここで電動アシスト付きのレンタサイクルを借ります。1日1000円(+保証金1000円)と良心的。電動アシストなしなら何と200円です!

お昼時なので、先に昼食。駅の西南西にあるうどん屋さん。
うどん屋さんはロードサイド店舗が多いので、レンタサイクルで動けるのはありがたいです。

この3つは店内メニューに書いてない定食。

おすすめ定食でうどん大にしました。950円。美味しかったです。
セルフでなくフルサービスの人気店でした。席数も多く、接客の女性が元気に頑張ってました。

近くの産直市に立ち寄り。道路側からは開いてるように見えなかったんですけど、横に回ったら開店中でした。緑のぶどう(品種忘れた)といちじくを購入。市場に出しにくい形の整っていないものや、小さなものが割安に買えるようです。

市街地を抜けて川の北側に渡ります。このあたりは半分海水みたいでした。

琴弾公園に入って行きます。

ここが展望台への入り口。狭い道ですが一方通行で、車でも上がっていけます。途中の勾配は10%程度ある感じですね。もちろん電動アシスト付きを借りたのはここを登るためです。
夏でなければ歩いて登る(歩道は別にあり)のもありなんでしょうけど。

電動アシストなのに結構ペダルが重く、アシストの限界か?と思ったら、踏み込み続けていたので変速がロー側に落ちていなかったようです。一度降りると軽くなりました。でもそんなに高い山じゃないので、すぐ展望台着。

目前に広がる瀬戸内海。でも海を見るための展望台じゃないんですよね。

松林の中に、どどんと、

「寛永通宝」の砂絵があります。お殿様を喜ばせるために一夜で造ったとか(絶対話盛ってるぞ)。
ここ、大学の時の友人が四国一周ドライブの時に地元の人に教えてもらったそうで、私もそれを聞いて見たいと思っていたんですよね。で、春の川之江行きの途中で、観音寺に電動アシスト付きレンタサイクルがあるのを見つけていたので、今回の目的地になったわけです。

左側はグラウンド、砂絵ではありません。

もっと左の遠方には蒸気を吐く煙突群。製紙の町、四国中央市(川之江・伊予三島)ですね。

少し北側には東屋のある展望台。

ちょっと斜めになるので、こちらの方が立体感が出るかもしれませんね。

借りたレンタサイクル、3段変速、アシストも3段階だそうですがあまり差を感じなかったな。

一方通行の車道で山を降りたところから正面の山を見ると、

山頂付近に神社の鳥居が。「天空の鳥居」として有名なんだそうです。
観光案内所で、私の前に自転車(電動アシストなし)を借りていたトレッキングスタイルの方が行き方を尋ねていました。
山の裏側から険しいけど自動車道があるらしいのですが、現在落石で通行止め。歩いて参道を登る方法でしか行けないようです。もちろん私は行きません。

琴弾公園の浜辺に来ました。このパイロンは?

ドローンを飛ばして上空から砂絵を見る体験をしているようです。テントの中にモニタがあるようでした。NHKの取材陣も来ています。
「13:30からやるので、来てもらえれば後ろで見れますよ」とのこと。13時も書いてましたが強風で中止になったのかな?

砂絵を横から見るとこんな感じです。何だかわからないですよね。

上からは見えなかったんですが、ポリ袋のゴミもあるんですね。風で飛ばされてきて、谷間に溜まるんでしょうね。

看板類はことごとく倒されていたのですが、これは看板自体が見苦しいので倒されたのかもそれないです。

この角度だと、砂絵の構造がわかるでしょうか。

周辺は松林に覆われた「琴弾公園」となっています。
ここに入ると、ちゃんと松林の香りを感じるんです。初めて気づきました。

近くの道の駅に、「世界のコイン館・大平正芳記念館」が併設されています。

有料施設なので見学者は私だけでしたね。
世界のコイン館の方では、新札はちゃんと展示されていましたが、展示の表示が誤っていたり、記述が古くなっていたりと、学芸員が常駐して整備しているような施設ではありませんでした。もちろん貨幣についての学びはあるので、入館料300円という値段相応だと思います。銭形砂絵が「真円ではない」ことを知ったのは収穫でした。
大平氏は在任中に亡くなった元首相で2階がその記念館なのですが、政治家を顕彰する施設であり、内容も当たり障りのないもので、特に感想はありません。 むしろWikipediaの方が詳しく、様々なことが知られておもしろいと思います。ここは詳しく知っている方が見学したら、何らかの感想をお持ちになれると思います。
大平正芳 - Wikipedia
天気予報では晴れのはずだったんですが、時折小雨もぱらつく天気。自転車を返却して、お土産を買って、また普通列車を乗り継いで帰ります。帰りは列車の少ない時間帯で、接続があまり良くなかったです。

坂出駅付近から見える讃岐富士。

瀬戸大橋を渡って戻ります。

船の行き交う航路を跨ぎ、

本州の下津井港が見えてきました。
混むことが多い岡山から相生の普通列車で何とか座ることができ、相生、姫路と乗り継いで無事帰宅しました。