2020年11月15日

肉眼で水星が見えた!

水星はなかなか観測が難しい惑星で、自転周期が短いため、特定の時期の日没後・日の出前の限られた時間しか観測できない。

本日、夜明け前に自宅を出たら東天に輝く金星。スマホのアプリで確認し、日没後に明るく見える大接近中の火星を調べたら、もう西に沈んだ後だった。

金星のやや左下にも小さいが瞬く明るい星が見える。まさかと思ってスマホで調べたら水星だった。水星は金星を頼りに位置を調べて、望遠鏡や双眼鏡で位置を確認してから肉眼で見ると「何とか見える」ということが多いのだが、今朝は雲ひとつない快晴で、気温も下がって霞がかからず、絶好のコンディションだったようだ。11日に西方最大離角(太陽から西側に最大角度離れている=日の出前の東天に見える)だったので、うまく観測時期と空の良い状況が一致してくれた結果だ。
金星のすぐ右下にはスピカが見え、こちらは恒星なので瞬いて見える。普通惑星は単なる点ではなく、ある程度の面積で見えるので瞬かないものだが、今朝の水星に関しては、最小の惑星で空気の揺らぎも大きかったのか、瞬いて恒星のようだった。近くに明るい恒星は無いようなので、見間違いではないと思う。
posted by malay at 14:53| Comment(0) | 天文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月11日

鉄道模型レイアウトの製作(その181)-学研キハ55のメンテナンス

 9月25日に子どもと安土城に歴史散歩に行った帰り道。ちょっと時間が早めだったので、石山から京阪石山・坂本線、大津線〜京都市営地下鉄東西線経由で京阪三条へ。乗り継ぐ阪急京都河原町まで1キロほどなので、これも社会見学と先斗町を歩き、「ぽち」京都店に寄って帰った。そこで見つけたのがワゴン品(ケース無し)学研製のキハ55M車だ。
 第1希望のバス窓ではないが、1500円とかなり安かった。試走してみると、走りがスムーズとは言い難い。だから安いのだろう。メンテナンスすれば許容範囲になると見て購入。
 それを1ヶ月以上も放置していたのだが、本日やっと整備することができた。
 車体は今風のはめ込みで簡単に外せる。通電関係がちょっと特殊で、プラ台枠の上にベークライトのプリント基板が乗り、さらにその上に駆動部+ウエイトが乗るという独自の構造だ。メンテナンスは容易な方だと思う。台車の外し方も今風に、少し一方にずらして引き抜く方法だが、集電板の一部が板バネになって台車の上に伸び、プリント基板に接して通電しているという、これも独自の構造になっている。
 台車を分解して車輪や集電部をメンテナンスする。ただ、この車両はあまり汚れていなかった。中古のM車はユニクリーンオイルの差し過ぎが多いのだが、この車両はややグリス切れ気味だった。走行が滑らかでなかったのは、走行抵抗が大きかったからのようだ。
 お店の人がやるように、一応車輪をピカールで磨く。しかし、一つだけ色が違うのがあるので、かなり汚れているのだろうとしつこくこすっていたら...
 何か切れたぞ?
 .....
 あっ!これゴムタイヤやっ!
 透明なんや...

 と、ゴムタイヤを破損してしまった。これはマズイ。どうも同じ車軸の反対側もゴムタイヤのようで、そちらは心を入れ替えて丁寧に扱う。同じ車軸で両側もおかしいので、前の所有者が他の車軸と入れ替えたのだと思う。
 しかし、このままでは走行に支障が出るので、既存品で代用できないかと探すと、トミックスのφ6.2mmが使えそう。
 こうなりました。
IMG_5463.jpg
左側の車輪も(無色透明の)ゴムタイヤがついている。

 ギヤにグリス、接点部に接点グリスを少量塗布し組み立てる。最初は動かなかったが、高速で4〜5週させるとグリスが回ってきたのか比較的スムーズになった。低速は効かないけどね。
IMG_5465.jpg
posted by malay at 00:54| Comment(0) | 鉄道模型(車両) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする